あなたはインターネットに自分の撮った写真を載せた経験はありますか?
私はSNSをしないので、このブログを始めて初めて【写真をネットに投稿!】をしました。(はじめてはじめてって日本語っておもしろいなぁ)
スマホやデジカメなどで撮った写真をパソコンにコードでつないで・・・最初はわかりづらかったのですが、今は少しだけ慣れてきたかな?というレベルなのですが(いまだにやり方を覚えられないので調べなおしたりします)写真って個人情報のかたまりだったんです!
今回はネットにあげる写真の注意点について調べてみました。
写真に含まれている個人情報
簡単にいうと【Exif情報】(エグジフと読まれる場合もあります)というものが付与されます。
Exif情報ってなに?
あまりデジタルに触れていない方は【Exif情報】ってなに?と思いますよね。
私も知らなかったです。
スマートフォンやデジタルカメラなどのデジタル機器で撮影した写真には
撮影日時
撮影した場所
カメラの機種
どんな設定で撮影したか
著作権情報(カメラやスマホで登録されている場合)
という情報が自動的に付与されます。
これが【Exif情報】です。
例えばお誕生日に自宅で撮った写真をそのままブログとかにあげてしまうと、ちょっとデジタルに詳しい人なら「あぁこの人の家はここで誕生日はこの日なんだな」と簡単にばれてしまうのです。
お子さんの写真だったら学校までばれてしまい、登下校などの心配もでてきます。
これはかなり怖いですね。
個人情報を発信したい方(お店の宣伝とか)もいるかと思いますが、そうでなければExif情報を削除してからインターネット上に写真をアップすることをおすすめします。
Exif情報の削除~iPhoneの場合~
iPhoneのExif情報は写真アプリで該当の写真を上にスワイプ(画面上で指を上に滑らせる)か、下バーの丸の中にiと書いてあるボタンを押すと表示されます。
この場合表示される情報は『撮影日時』『どの機種で撮影したか』『カメラの設定・データ情報』『撮影場所(地名と地図)』です。
ここで位置情報を削除・調整したり、撮影日時を調整することができます。
さらに
・写真アプリで写真選択画面右上にある『・・・』を押して『地図を表示』を選択しても、今まで撮った写真がどこで撮影されたのか地図上で表示してくれます。
・写真アプリ最初の画面下の方には『ピープルと撮影地』とあるので『撮影地』を選択しても地図上で表示してくれます。
この『位置情報』はiPhoneの『設定』→『プライバシーとセキュリティ』→『位置情報サービス』をオフにすることで表示されなくなります。(オフにした後の写真から適用されるので、それ以前の写真には位置情報がついています)
しかし、位置情報や撮影日時は危険ばかりではなく、「この写真どこで撮ったっけ?」「この旅行いつ行った時のだっけ?」などなど思い出を振り返ったり、なんなら天気を書かなければいけない宿題などで確認するのに効果を発揮したりとなにかと便利です。
要は『インターネット上にあげる写真に個人情報を載せない』ことが大事なので、そういった写真のみ都度削除していくのもいいかなと思います。(面倒ではありますが)
ちなみにiPhone自体では位置情報の削除以外はExif情報を削除できません。(撮影日時も調整できるだけで削除はできない)
なのでiPhoneで完璧にExif情報を削除したいという場合は専用のアプリを使用してください。
『iPhone Exif情報 削除 アプリ』とかで検索したら色々出てくるかと思います。
Exif情報の削除~パソコンの場合~
ここでお話するパソコンとはWindowsでのことになりますのでMacはまた別の手順になると思います。
まず、スマホやデジカメで撮った写真をパソコンに取り込む
該当する写真ファイルを右クリックで選択
上の画面がでたら一番下までスクロールして『プロパティ』を選択
上の画面がでたら一番下の『プロパティや個人情報を削除』を選択
上の画面がでたら
『可能なすべてのプロパティを削除してコピーを作成』
(こちらを選択した場合個人情報を削除した写真ファイルと削除する前の写真ファイルが出来上がります。)
または
『このファイルから次のプロパティを削除』→『すべて選択』
(こちらを選ぶとプロパティを削除する前の写真ファイルに上書きされた状態になるので、Exif情報が入った写真ファイルは残りません)
のどちらかを選んで『OK』
ちゃんと消えてるかを再度右クリックからのプロパティで確認してみてください。
ファイル情報について
プロパティを削除したのに詳細タブの下の方の『ファイル』の項目にまだファイルの名前とか所有者とか使用しているパソコン(コンピューター)とかが残ってる!
と気づいた方もいるかと思います。
こちらの情報はExif情報とは違い、どのデータファイルにも付与される情報(Excelファイルにもアプリにも)なので消すことができません。
そのパソコンの所有者や保存場所が表示されるもので、同じパソコンを使いまわしていない限りこの情報は使用しているパソコンによって変わります。
例:Aさんのパソコン内の写真をBさんのパソコンに転送すると、転送された写真はBさんの所有する写真ファイルとなるのでプロパティの詳細を確認したら所有者はBさんの名前・保存場所もBさんのパソコン内の保存場所が表示される。Aさんのパソコンの写真ファイルにはAさんの名前・保存場所が表示される。
という感じなのですが、説明がわかりにくいですかね・・・
個人情報がバレるのはExif情報からだけじゃない!
Exif情報削除も完璧!さぁ~ネットに投稿するぞー
の前にちょっとまってください!
個人情報が特定される可能性は他にもあります。
①家の近所と記載しての写真投稿(最寄りの駅なんて投稿してしまうとストーカー被害にあう可能性も出てきます)
②学校や職場の制服(着ながらとか家の写真とかで映り込みとか)
③レシートやスーパーなどの値札情報から場所特定
(宅配便の伝票など文字の情報は削除しても荷物番号やバーコードから個人を特定することもできるようです)
④自宅で撮った写真から見える景色
⑤『今』の情報(ゲリラ豪雨・地震・雷・工事・火事や事故)の記載や写真投稿
近所と書いてなくても同じような景色が頻繁に映っている写真を繰り返し投稿していると特定につながる可能性があります。
さらに怖いですが手の平を映した写真から指紋データがとられたり、瞳に映った景色から場所を特定されたり、家の間取り(賃貸の方が注意)から不動産情報を調べて建物特定・・・なんて話もあるようです。
他にも要注意いっぱい!
自分以外の写真
例えばお友達と一緒に撮った写真や自分のこどもの写真、またはお友達のこどもの写真などもインターネットにあげる場合は最大の注意が必要です。
ストーカーや誘拐など、取り返しのつかないトラブルに巻き込んでしまうかもしれません。
自分以外の人が写っている写真を投稿する場合は、相手にきちんと確認してOKが出てから投稿してください。
特定とは少しズレますが、こどもの写真は可愛かったり、面白いものも多くみんなに共有したくて投稿したくなりますが、こどもが成長したとき傷つくようなことが無いようによく考えてから投稿した方がいいかなと思います。
近況をつたえるような記載
たとえば旅行の写真を投稿する際も気をつけなければいけません。
もし自宅住所が特定されていた場合、「今日から旅行!」などのコメントを付けてしまうと空き巣の被害にあう可能性もでてきます。
旅行以外にも自分の生活ルーティンを記載してしまうとなんらかのトラブルにあってしまうかもしれないので気をつけて下さい。
例:毎週何曜日に仕事・何時まで学校(働いている)・何曜日に習い事などなど
まとめ
写真にはExif情報という個人情報が詰まっています。
さらには写真の背景や記載している情報など、個人情報はあらゆるところから漏洩(ろうえい)します。
最近の一部SNS(Xとかインスタグラムとか)は写真を投稿すると自動的にExif情報を削除してくれるそうですが、念のため、自分の使っているSNSはExif情報を削除してくれているかを再確認するのもいいと思います。
映り込みや人物特定を避けるためには『リスクがあると判断できる箇所はトリミング(切り取る)する』や、ぼかしやモザイクをかけたり(すごい人はモザイク消せるとかなんとか・・・)わざと画質を荒くたり、投稿する前に一度チェックして加工をするといいかもしれません。
個人情報を守りつつ、たのしくインターネットと付き合いたいですね!
ひとりごと
現代はスマホで気軽に写真が撮れるので便利ですよね~。
写ルンですが主流だった私の青春時代からすると驚きの進歩です。デーモン閣下がCMしてたなぁ
便利になった分、リスクも高くなっていたんですね。
以前Googleストリートビューの画面で地図上の位置を特定して遊べるゲームを見ましたが、わかる人にはすぐ住所がわかっちゃうみたいですね。
いわゆる『特定班』と呼ばれている人たちもいるようですが、う~ん・・・すごすぎる・・・
自分でできる限りの対策はやっていきたいなと思いました。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました!