高すぎ注意!良い子も悪い子も絶対真似してはいけない映画 FALL【ネタバレあり】

映画
※当ブログはアフィリエイト広告を掲載しています。
※当ブログはアフィリエイト広告を掲載しています。

Amazon prime何気なく見つけた映画をご紹介します!

その名も『FALL(フォール』直訳すると『落ちる』的な意味でしょうか。

スコット・マン監督

スコット・マン、ジョナサン・フランク脚本

2023年2月公開

上映時間107分

フィクションのサバイバルホラー

登場人物が少ない・ほぼワンシチュエーション(鉄塔の上)

あまり考えずに観られるので「むずかしい話の気分じゃないな」という方におすすめ
純粋な気持ちでスリルを味わえます。

結構グロ的表現もあるのでケガとか血とか苦手な方は避けた方がいいかも

ざっくりのあらすじは、地上600メートルのテレビ塔のてっぺんで降りられなくなっちゃった女二人のサバイバル劇なのですが、これはかなりホラー要素もあります。

視聴年齢制限のない作品なのですが、結構血がでたりショッキングなシーンもあるので覚悟が必要です。

そしてとにかく観る前に注意したいのは高所恐怖症の人には絶対おすすめしません!

ほぼ高所でお話が進んでいきます。

Amazonプライム会員登録はこちら

あらすじ

仲良し男女3人のベッキー&ダン夫妻と友人のハンターがフリークライミングしているところからお話は始まります。

切り立った崖をほぼ道具に頼らず自分の体だけで登っていく・・・そこでちょっとしたミスからダンが落下事故により死亡してしまいます。

夫を失ったことを受け入れられないベッキーは1年経っても一人ふさぎ込んでいました。

それを心配するベッキー父は励まし続けますが、そもそもダンを気に入っていなかった父だったのでベッキーは父へ反発し続けます。

父はベッキーの親友ハンターに彼女を元気づけてもらうようにお願いします。

ハンターは常に危険なことに挑戦するYouTuberで、配信目的もありますが、恐怖や悲しみに打ち勝つためにベッキーにもまもなく取り壊されてしまう予定の古い鉄塔に一緒に登るチャレンジを持ち掛けます。

最初は断り調子だったベッキーですが、気持ちを切り替えて挑戦することを承諾します。

目標は地上600メートルの老朽化した超高層テレビ塔。

2人は頂上へ登り切り景色を眺めたり撮影を楽しんだりしてチャレンジ成功をよろこびました。

しかし・・・

戻ろうと足をかけた梯子のねじが外れてしまったせいで唯一の昇降手段だったすべての梯子が崩れ落ちてしまいます。

その拍子に水を入れたリュックも鉄塔真ん中まで落ちてしまいます。

鉄塔の頂上に取り残された二人。水なし食料なし。スマホの電波なし。

2人はこの状況をどう乗り越えるのか!?

登場人物

この映画、登場人物が少なくて誰が誰かわからないということがほぼないと思います。

ベッキー(グレイス・カロライン・キャリー)・・・夫を落下事故で失ってふさぎ込む。以来クライミングができなくなった。

ハンター(ヴァージニア・ガードナー)・・・ベッキーとダンの親友。危険なことにチャレンジしては配信するYouTuber。

ダン(メイソン・グッディング)・・・ベッキーの夫。フリークライミング中に落下事故で死亡。

ベジェームズ(ジェフリー・ディーン・モーガン)・・・ベッキーの父。落ち込む娘を心配しているがいつも反発されている。

この4人が搭乗人物なのですが、物語の9割はベッキーとハンターの2人だけしかいません。

B67という鉄塔・・・本当にあるの?

話の中心となる【B67】なるテレビ塔は実在しませんが、モデルとなった鉄塔があります

その名も【サクラメント・ジョイント・ベンチャー・タワー】

1986年に建設された支線式鉄塔で、アメリカ・カルフォルニア州で最も高い建造物です。(2024現在アメリカで4番目の高さだとか)

映画の設定では600メートルでしたが、モデルの塔は625メートルです。スカイツリーが634メートルなので、下から見上げるとイメージできるかもしれませんが・・・かなりの高さですね。

現実でもこの塔に侵入する困った人たちがいるようです。よい子は真似しちゃダメ絶対。

ちなみに東京タワーは333メートルだと言うから、その2倍って考えると心拍数上がりますよね。

どうやって撮影しているの?

とにもかくにもあの高い鉄塔に登るシーン、どうやって撮影したのかと最初そればかりが気になってしまいました。

「アレ?なんか合成独特の荒い感じがしたぞ?」と現実に戻る瞬間も少々あったのですが、そんなの一瞬で忘れるくらいとにかく迫力がすごい!

高い・・・高すぎる!これはまさか本当に登って・・・いるわけではありませんが、実際に山の上に高さ30メートルの塔を作り、女性2人は実際にこの30メートルを登って撮影しているそうです。30メートルでも相当高いで・・・

なんか色々調べてみたらほとんどスタントも使っていない、俳優さんのまさに体当たりな撮影だったとか。マジで!?

迫真の演技はもしかしたら演技ではなく本当の反応なのかもしれません。

もうその迫力を見るだけでも十分これは観る価値大アリではないでしょうか。

ネタバレありの感想

ここからはネタバレを含む私個人の感想となりますので、ストーリーの内容や核心に触れたくない方はブログをそっと閉じてください。

この映画、サバイバルが中心ではあるのですがヒューマンドラマも若干あり、そうかと思えばかなりのホラー要素もあります。

鉄塔の上では自分との精神的な闘いと共に後半はハゲワシとの闘いがあります。

痛いシーン(血が出ちゃう系)の所はキツイものがあるので耐性がないとヒャッとなるかもしれません。
ケガした足をハゲワシにつつかれるところとか自分の足がムズムズしました。あとハンター・・・怖いよ・・・

というかそれ以上にびっくりさせるシーンも多々あるので心臓の弱い方は本当に注意!
ホラー映画と同じような演出もあります。

そして鑑賞していて中盤にさしかかったあたりで私は気づきます。

「これはハンターが主人公なんじゃ?」

彼女の思想や行動がこの映画の中枢になっているのではと考えさせられてしまいました。

ベッキーの想い的な物より私にはハンターの気持ちがわかりやすかったからかなぁ。
でも再生回数取りたいために進入禁止エリアに入っちゃったりするyoutuberは迷惑だからそこは共感できないですけどね。

「人の人生ってはかないよね。」とか、「だから毎日かみしめて生きなきゃね。」というわりに生き急ぐようなことしてるよな~と思ったり。
もうちょっとハンターの人生観を深堀してほしかったかなと思います。
ダンが死亡する前から危険なことにチャレンジしてたみたいだし・・・アナタ過去に何かあったのかぃ?

そして極限の状態で明かされる夫ダンの秘密。アラアラですよ。

鉄塔の上からの生還を目指すだけにとどまらず、彼女たちの心理的な動きも見どころです。
時々ベッキーがハンターを見る視線にハラハラさせられました。アラアラのハラハラ

何度か涙腺がゆるくなる部分があったのですが、今思うとなぜかはうまく説明できません。
(最近とにかく涙腺がゆるくて困る。)もし同じ気持ちになってくれた方がいたらうれしいなと思います。

とにかく私だったらあの状況になったら即発狂していただろうなと思うと、2人の落ち着きっぷりとほぼ最後まで精神的に支えてくれたハンターに感謝です。(いや、もとをたどればこの状況はハンターのせいなんだけれども)

しかしこの映画、ツッコみ所も多々あって、

3日間?あの日照りの中水分を取らなくてあんなに元気でいられるもんなの?とか

え!そんな軽装でチャレンジしちゃうの?(ショートパンツに素手!?)とか

クライミングを経験したことは一度もないのですが、女性2人、あまり筋肉がついてないんですよね・・・なんならハンターは少しふくよかなタイプですが、腕力を必要とするクライミングで力こぶが出ない腕なのが気になりました。それでも人ひとり持ち上げる腕力。うーん

他にもあーすればいんじゃない?こーしないの?的な気持ちも出てくるのですが、状況がアレなので冷静な判断は難しいだろうなということで落ち着きました。
一番の解決方法はスマホをドローンにくっつけて降ろせば良かったのでは・・・なーんてことを言ってしまうのは野暮ですかね。

そして終盤のハンターは既視感があったのですが、アレだ!漫画【7SEEDS】で見たやつだ!(たぶん読んだことある方ならわかってくれるかと思います)
漫画の影響もあったせいか、ハンターのあのシーンになぜかうるっときてしまいました。

それにしても最初はベッキーを元気づけるために誘ったチャレンジなのに、最終的にはさらなるトラウマを植え付けることになるという悲しい結末になってしまいましたね・・・ハッピーエンドとは言えないのかな。

とにかくそんなことは横に置いておけるくらいのハラハラがあるので時間を忘れて最後まで楽しめました!

まとめ

私、高い所ダメなんですよね~。

なんなら脚立に立つことも怖いです。

なのになぜこんな恐怖映画を観てしまったかというと、「予告が面白そうだったから」。これにつきます。

映画館で見ていたらめまいを起こしていたかもしれません。

テレビで鑑賞していただけでも気づけばじっとり手に汗を握っていました。

そんな【FALL】、どうやら続編の製作が決定しているそうで2作目を2024年6月より撮影開始するそうです。

続編2本の製作決定とあったのでFALL3までやるということかな?

これは映画館で観る勇気のある方は是非公開されたら足を運んでみてはいかがでしょうか?

きっと続編もスリルを楽しめるのではないかと思います。

そしてここが大事。高い所に行くときはハイカットのスニーカーが必須!

Amazonプライム会員登録はこちら
プロフィール
この記事を書いた人
あびう

男児二人育児中のアラフォー主婦
寝ること、食べることが大好き
面倒くさがり、のんびり屋ながら何かに挑戦しようとブログを開始

あびうをフォローする
映画
あびうをフォローする
タイトルとURLをコピーしました